前作『U.M.E』リリースから約1年、この間に制作活動と並行して、テレビの音楽企画(NHK×テレビ東京コラボ番組“パフォー”)への参加や、舞台“100LIFE”への再出演、ファッション雑誌Zipperでの連載開始など、新たな分野の活動に取り組んできた。創ることが好きだという純粋な気持ちに裏打ちされたクリエイティブな才能が様々な刺激を受け、さらに深みを増した。ギターロックを根底にした勢いのある荒削りなサウンドはそのままに、数十曲作り上げた候補曲の中から、「秘密めいた暗闇の中でひっそりと煌めいているような、そんな楽曲を意識的に集めた」という、世界観を凝縮することを楽しんでいることが伝わってくる、一種のコンセプトアルバムとなっている。もちろん、MINAMI WHEELやSSMK2009など、関西の主要ライブサーキットには参戦を果たすなど、2008年より精力的に行ってきたライブ活動も軌道に乗り、この春には、東京での初ライブも実現。大好評だった舞台“100LIFE”の主題歌としてカーテンコールで流され、舞台上での弾き語りが感動を誘った「ワンハンドレッドライフ」弾き語りバージョンも収録。こちらは、余計な音をそぎ落とした中で、植田真梨恵の歌そのものが持つ力をじっくりと感じられる1曲となっている。