久松史奈20周年記念作品! 復活後初となる全曲書き下ろしの完全オリジナル・フルアルバム! 弾ける痛快ロックからアンニュイなバラードまで、久松史奈の全てを余すところなく詰め込んだ渾身の力作!
ゲストミュージシャンは各方面から絶大な支持を受ける感情直結型ギタリストの西川進を始め、柳原陽一郎 (たま) 、MAD大内 (ANTHEM) 、斉藤律(STALIN)ほか、交流あるミュージシャン多数参加!まさに久松史奈20年の集大成とも言える全12曲! すべてオリジナル曲によるフルアルバムとしては、1999年の『I DOLL』以来、実に11年ぶり。前作『PENNY ROSE』から約2年の月日をかけて完成した『ENTRANCE』は、まさに久松史奈そのものといった12曲が収められた作品だ。 こんなふうに歳を重ねられるのなら、歳をとるのも怖くない。というより、むしろ歓迎したいと思える、若々しく、いい意味で人生を達観した11年ぶり、11作目のオリジナル・フルアルバム。権力の構造もちょっと視点をズラして見てみると、バカバカしくて笑いさえこみあげてくるという勢い一発のアッパーチューン『Satellite』に始まり、セピア色の写真を見るような気分になる温かみのあるバラード『Sunny Tomorrow』まで、全12曲はどれも、しっかり自分の道を生きてきた人だからこそのリアルで含みのあるものばかりだ。なかでも大人のガーリーソングとも言うべき『オンナゴコロ』、人生訓と言えなくもないことを明るくポップに歌った『ひとつだけ』、怒りを実に美しい曲に仕上げてみせた『The Ship Goes Down』などが特に印象的。デビュー20年、ここからまた新たな久松史奈がスタートするということを、音と言葉と声で本当に見事に形にしている好盤である。