誰しもが心ノ底に持っている火種に、時に熱く、時にそっと、灯火を灯す快心の名盤。
1988年、札幌でのバンド結成から走りつづけて早23年。
時代に立ち止まらず、常に新しい境地を開拓し、日本のロック/パンク・シーンに影響を与えつづける重要バンド、イースタンユース。
前作「歩幅と太陽」リリース後、2009年秋のツアー中に、ボーカル/ギター・吉野寿が心筋梗塞で倒れ途中キャンセルとなったツアーと活動再開後のツアーを中心に、
約10年間の活動の軌跡を追ったドキュメンタリーDVD「ドッコイ生イキテル街ノ中」が2010年8月にリリースされたほか、同作品は劇場上映も行われた。
また昨年は、久保ミツロウ・原作の人気コミック「モテキ」最終回がイースタンユースの「男子畢生危機一髪」からサブタイトルを拝借し、
実写化ドラマでも最終回の劇中で実際にイースタンの演奏シーンが使われたことも大きな話題となった。
生死さえも彷徨う紆余曲折を経ての約2年ぶりの最新作は、1曲目から順番に作曲されたというトータルで完成された作品。
疾走感溢れる楽曲を中心に、誰しもが心ノ底に持っている火種に、時に熱く、時にそっと、灯火を灯す快心の名盤。
【収録曲】全10曲収録
●ドッコイ生キテル街ノ中
●這いつくばったり空を飛んだり
●靴紐直して走る
●東京west
●砂を掴んで立ち上がれ
●尻を端折ってひと踊り
●午前0時
●雑踏
●直情バカ一代
●再生工場の朝
【公式プロフィール】
様々なアーティストからのリスペクト、圧倒的なライヴパフォーマンス 人間の本質を鋭く、そしておおらかに歌い切った“泣き”の名曲の数々イースタンユースは88年、札幌で結成された。
結成当初はUK及びUSのパンク、ハードコアから影響を受けた硬質なサウンドを持ち、また吉野寿のヴォーカルも所謂ハードコア・スタイルが取られていたが、
3rdアルバム『孤立無援の花』で正面から歌に取り組み、そして4thアルバム『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』で、激しいながらもパンクの概念に捕われない、「真心の籠った歌を紡ぐバンド」としての境地を確立。
以降、志の高い優れた作品を創り続けており、国内のみならず海外からの評価も高い。
結成20周年となる08年7月23日にはトイズファクトリーとキングレコードより在籍時代のベスト盤、そしてVAPより彼らがリスペクトするアーティスト28組 が参加したオムニバス・アルバム「極東最前線2」がリリースされ、FUJI ROCK FESではメインステージであるGREEN STAGEに出演。
アルバム「歩幅と太陽」を09年8月にリリース、その全国ツアー真っ只中の同年9月、吉野が心筋梗塞に倒れ、活動を休止。
2010年3月にその復活ツアーを無事に、そして大盛況に終了。2010年8月にライブ・ドキュメンタリー+ビデオクリップ集2枚組みのDVD「ドッコイ生キテル街ノ中」をリリース。