Lyricjp.com

美輪明宏 群衆 歌詞

歌:美輪明宏

作詞:A.Cabral, E.Dizeo, A.Amato

作曲:A.Cabral, E.Dizeo, A.Amato

発売:2009-12-20 09:35:03

世間は春でも祭でも
私にゃなんでもないのさ
お針子暮しで空しく
ただ歳を取って行くのさ
みにくい女の私でも
今日は楽しい騒めき
祭に華やぐ街並へ
誘われ入って行った

おずおず近より
見回し 躊躇い 震えて
思わず立止まれば
私を嘲笑っているよな
踊りに狂いまわる人々
人の波が押し寄せ
私を抱きこみ
踊りの渦巻の中へ
戸惑う私の愚かな指を
誰かの手がしっかりと掴んだ

激しく抱かれて見上げれば
明るく笑った眼差し
子供のようにイタズラな
若者の甘い微笑み
見詰めるその人の瞳に
何故か胸がときめき
息も出来ない苦しさに
ただ見返すばかり

そのうち思わず微笑み
互いに抱き合い
踊りの渦の中へ
初めて知る恋の心に
妖しく乱れる紙吹雪
くるくる廻りながら
見上げる空には
バラ色の雲が輝き
生まれて初めて知る幸福よ
この思いよ 永久に 永遠に

その時いきなり押し寄せた
踊り狂った群衆
悪魔の使いのその波が
彼を奪い連れ去る
揉み合い犇く人波を
夢中でかきわけ かきわけ
捜せばまたもその波が
彼を奪い連れ去る

人の気持も知らず
騒ぎに騒いで
笑ってさざめく群集
ただ一度の恋の歓びを
与えて またそれを持ち去る
捜し疲れて一人佇む
孤独な夕日が沈みかける町
涙に霞ながら遠のく
群衆を私は憎むの

同名の曲が8曲収録されています。

美輪明宏人気歌詞

群衆の収録CD,楽譜,DVD