さだまさし 秘恋 歌詞
歌:さだまさし
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
発売:2010-06-04 05:21:43
形見分けで貰った 祖母の机に
古ぼけた写真と 封筒が眠っていた
祖父でないそのひとは 若い兵士で
出しそびれた恋文の 宛名の主だろう
昔 愛した ひとだろうか
せつなく別れた ひとだろうか
ユキノシタの白い花を祖母は愛していた
石垣にすがるように 耐えるように咲く花を
時代とはいえども 祖母の秘めた恋は
誰に語る事もなく 静かに閉じていた
どんな風に祖母を 愛したひとだろうか
そのひとの面影は 少し僕に似ていた
どんな思いで諦めたのだろう
どんなに悲しく想い続けたのだろう
ユキノシタの白い花を祖母は愛していた
石垣にすがるように 耐えるように咲く花を
今は昔の物語
人知れず咲いて 消えた花
ユキノシタの白い花を祖母は愛していた
石垣にすがるように 耐えるように咲く花を