さだまさし かすてぃら 歌詞
歌:さだまさし
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
発売:2012-06-15 08:51:56
昭和の頃ふるさとを離れ
随分未来まで来たもんだ
手に入れたものと失ったものと
一体どちらが多いんだろう
いつの間にか得体の知れない
生き物に変身しちまったようで
捨ててはいけないものと
捨てなきゃいけないものの
境目がぼやけちまった
母がふと送ってくれた
五三焼のかすてぃら
青空にかざしてみたら
涙こぼれて味がわからなかった
子供の頃天まで届いた
東京タワーが小さく見えた
僕は大きくなったのか
それとも小さくなったのか
ライトアップが目に染みる
押上までこっそり出掛けて
スカイツリーを見上げた時に
嬉しい気持ちと切ない気持ちが混ざり合って
「東京」って小さく呟いた
父が大好きだった
かすてぃら一切れ
ふるさとに透かしてみたら
涙こぼれて少し塩っぽかったな
母がふと送ってくれた
五三焼のかすてぃら
いつの間にか遠い未来に
僕は辿り着いてしまったようだ