歌:嘉門達夫
作詞:嘉門達夫・おのしんじ・国梨路子・微分・積分・やな気分・ZERO・ZGO
作曲:嘉門達夫
発売:2008-10-31 07:39:19
彼女に別れを告げられたボクは
この世でイチバン情ない存在でした
それはまるで 慌てて乗った電車が快速で
降りたかった駅からどんどん離れていく時のようであり
それはまるで ペダルを踏み外して一周回ってきたペダルが
思いっきりスネに当たった時のようであり
それはまるでシャンプーした後リンスしようとして
もう一度シャンプーをアタマにつけてしまった時のようであり
それほど情けない僕でした
思えば僕たちは合わなかったのかもしれない
なんだか微妙にズレていたのかもしれない
それはまるで 着替えの時周りを見たらみんなトランクスで
自分だけ白いブリーフだった時のようであり
それはまるで 一本締めでしめたいと思いますって言ってるのに
ひとりだけ余計に手をたたいてしまった時のようであり
それはまるで「妊婦さんだと思って電車の席を譲ったら
ただ太ってただけの人だった」ときのようであり
それほど微妙にズレていました
彼女を失い ひとりの僕は
この世に存在する立場がありませんでした
それはまるで ズボンのチャックが生地をかんでしまい
上にも下にも動かなくなってしまった時のようであり
それはまるで 電話口で「いないって言って」と言っているのが
聞こえてしまった時のようであり
それはまるで 前のチャリンコ必死で抜かしたのに
次の赤信号で追いつかれてしまった時のようであり
それほどムナシイ日々でした
彼女と別れた あとの僕は 心に大きな穴が開いたようでした
それはまるで 昔好きだったアイドルが30過ぎて
ヘアヌードになった時のようであり
それはまるで 大好きなアニメのキャラの声優さんの顔を
見たらギャップがありすぎた時のようであり
それはまるで ゴミ袋とスーツケースを持って家を出て
スーツケースの方をゴミ捨て場に捨ててしまった時の様であり
二人の恋は終わりました