宍戸留美 大切なうた 歌詞
歌:宍戸留美
作詞:宍戸留美/鴫原浩平
作曲:宍戸留美/鴫原浩平
発売:2011-06-02 10:12:34
今日 東京発の列車でこの街を旅立ちます
窓から見える見慣れた景色も いつもと違って歪んで見えるわ
ヘッドホーンから流れるこの曲も 少し遠くに聴こえるのは
都会で暮らす人の強がりを分かって 涙が溢れたから
あなたに初めてもらったスカーフも
今では少し色あせてしまったから あふれる涙をいっぱい吸い込ませて
今日でサヨナラします
私の隣の見知らぬ人が もしもあなただったなら
大好きだったこの曲を聴いて ぐっすりと眠れたのでしょう
西へ向かう列車の窓に海が見えてきました
春の日差しに照らされた砂浜は あなたの好きな場所でしたね
二人で探して買ったこの曲も「渚の恋のお話」
あんなに仲良く聴いていたのに 今はノドが詰まります
あなたと初めて行ったあの海で
虫を怖がる私の肩を 優しく抱いて守ってくれましたね
それがただただ嬉しくて
私の隣の見知らぬ人に 泣いている事を気づかれないように
ずっと窓を向いて目を閉じていたら いつのまにか席が空いていました
ふと目が覚めて気がつけば もうすぐふるさとの駅でした
あなたがよく歌ってくれた曲で 眠ってしまっていたみたい
大切なうたが見つかりました
スカーフを席において ひとり駅に降り立ちます