薬師丸ひろ子 水の中のイエスタデイ ~再会物語~ 歌詞
歌:薬師丸ひろ子
作詞:売野雅勇
作曲:宮川泰
発売:2009-11-28 07:38:15
砂にとんだ炬火の灯が波打際
打ち寄せられた
夏のボートの年代を読んだ
水時計に雫る生命
青いままのすい星
記憶の隅軋んだ風の音
頬にささやく幻が
遠い九月をつれてくる
瞳濡らし
淡い想いの行く先を
恋と知らない少年が
秘密だよって見せてくれた
夢砂の城
朽ちたボートであなたが
あの日のままで眠る
星座が糸引く海岸線に迷い込んだ
人のさざめき
誰も少年のこと知らない
冷たい指握られてた
見憶えあるブローチ
名前のない気持を伝えたくて
薄紅い貝殻の胸飾り
そっと外して差し出せば
微笑んだね
あなたひとりが時を止め
同じ想いでいたんだね
青い水面を震わせながら
肩を抱きしめ
見知らぬ大人が
私の名前を呼んでいるわ