松任谷由実 経る時 歌詞

松任谷由実の「経る時」歌詞ページ。「経る時」は、作詞:経る時、作曲:経る時。

経る時 歌詞

歌:松任谷由実

作詞:松任谷由実

作曲:松任谷由実

発売:2005-10-13 01:53:26

窓際では老夫婦が
ふくらみだした蕾をながめてる
薄日の射す枯木立が
桜並木であるのを誰もが忘れていても
何も云わず やがて花は咲き誇り
かなわぬ想いを散らし 季節はゆく

二度と来ない人のことを
ずっと待ってる気がするティールーム
水路に散る桜を見に
さびれたこのホテルまで

真夏の影 深緑に
ペンキの剥げたボートを浸し
秋の夕日細く長く
カラスの群れはぼんやり
スモッグの中に溶ける

どこから来て どこへ行くの
あんなに強く愛した気持も
憎んだことも 今は昔
四月ごとに同じ席は
うす紅の砂時計の底になる
空から降る時が見える
さびれたこのホテルから

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