あがた森魚 シフィリスの真珠採り 歌詞

あがた森魚の「シフィリスの真珠採り」歌詞ページ。「シフィリスの真珠採り」は、作詞:シフィリスの真珠採り、作曲:シフィリスの真珠採り。

シフィリスの真珠採り 歌詞

歌:あがた森魚

作詞:あがた森魚

作曲:ジョルジュ・ビゼ

発売:2009-04-14 21:47:19

結える
記憶のはるけき水底
歩めば果てなし パアルの寝床よ・・・
ユリシスのあらくれの船乗りたちの誘う遠い海の島の
シフィリスのもののあわれ運ぶ 遠い海の砂の

淡い吐息に消えゆく水泡の
ビロオド背廣のパアルの子供よ・・・

やがて散りゆくパアルに頬寄せ
まあるく抱きしめ泪ぐんでた真珠よ
ユリシスのあらくれの船乗りたちの誘う遠い海の島の
シフィリスのもののあわれ運ぶ 遠い海の砂の

何故、目賀田が海底の豹になってしまったかについては、「海底
十字軍の豹」の巻をよ~く讀んでよねえ~。
「とてつもなくいつもここから遠いところ」・・・・・・それがネモ、いや
目賀田の冀ひであったんだよね~。遠乗して駆けては、誰も、いつ
も、ここにはいないんだよ~。お~い。やっぼ~って叫んでいたん
だね。目賀田豹祐には、豹という娘と、豹吾という息子がいた。目
に目賀田って痛くない程、可愛がっていたんだね。それなのに、目
賀田は、最愛の彼等からすら遙か遠くにあったのだね・・・・・・。それが
永遠に解けない謎の一つだね。何處の國から投函られた無數の便
りの、子供らの母の冬子が讀んで聴かせるそれらの便りの中に、ゆ
らいで、にじんで、ぼやけてしか目賀田の姿は存在しなかったのだ
ね・・・・・・。やっぼ~~~おっ!!

うん、そうなのだよ。
ここから推理は、始まるのだよ。
年表を見てごらん。
目賀田一族のタンゴと不思議な関係。
目賀田家の20世紀の歴史は、タンゴの歴史なのだよ。目賀田一族は
タンゴと共に輝きタンゴと共に消えていった・・・・・・いや、まだ消えて
はいない・・・・・・いつまたタンゴと共にあのバンドネオンの豹が歸って
くるかもしれないのだよ。タンゴのことを悪く云う人は云ひたまえ。
悲しみとヤクザ者のためのタンゴだよ。社曾のためにならないタン
ゴだよ。そうさ、豹もそうさ。世の為、人の為の豹ぢゃあねえぜ。
そこに豹の謎があるのぢゃぐわ。タンゴは慾望の十字街だ。タンゴ
に惚れた者は必ず一度はそこを通る。希望を失った者はまた歸って
来る。そしてタンゴの慾望とさらに深く交わる。そしてタンゴを忘
れられなくなったものはタンゴの慾望の十字街に住むのだ。

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