元ちとせ 幻の月 歌詞
歌:元ちとせ
作詞:オカモトサダヨシ
作曲:オカモトサダヨシ
発売:2005-10-11 19:38:50
あかいくだものを
がりりと噛みました
濡れたくちびるが
ぬらぬらと光ります
柔らかい布で 体を拭きました
こぼれる雫は
誰の涙でしょうか
幻の月の影を
ぼんやりと眺めています
あらがえぬこの想いに
心はくすぶります
雨が降るまえの
匂いを嗅ぎました
気付かれぬ花が
ひとりで咲いています
咽喉に流れる 水のつめたさ
なだらかな坂の上を
カラカラと歩いています
乾かない髪のままで
何かを冷ますように
幻の月の影が
どこまでもついてきます
鎮まらぬこの想いに
心もあかくなるのです