タテタカコ 身ひとつ 歌詞
歌:タテタカコ
作詞:タテタカコ
作曲:タテタカコ
発売:2007-05-21 21:39:26
身ひとつ成さずにポツポツと
誰もいなくなった商店街
君は慰めもしないだろう
何ひとつ成せない夜だから
星は暗闇に届かない
生い茂った緑は黒い息
湿った匂いと沢の音と
混じり合って僕をはじく
駆け抜けて車だって逃げるように
押し戻す昨日をふり払うように
坂道転げきって歩くんだ
途中まで出来た道を
行き止まりまで
まどろむ灯りがポツポツと
ここは人さえ 拒む夜
畦道 外灯ひとつだけ
点滅した信号は今日を終う
曇り空夜を赤くした
ヒヨドリはいつもより強く鳴く
広げきった若葉は雨を待つ
はがゆさを行ったり来たりして
フクロウによく似た野良猫が
少しなら良いよと夜更かしして
絡みきったしっぽを横に振り
雨をしのいでついてゆく
傘も持たずについてゆく