歌:鏡五郎・真木柚布子
作詞:下地亜記子
作曲:久保進一
発売:2023-02-03 12:47:44
▲たとえ死のうと 嘲笑(わらわ)れようと
引くに引けない 恋の意地
△つらい浮世の 哀しい運命(さだめ)
あなたいりゃこそ 耐えられた
▲梅川・・・ △忠さま・・・
▲△揺れる紅い灯(ひ) しのび泣く
(台詞)
▲「察しはついていようが あの金は届けねばならぬ預かり金 その封印を切ったからには
命がないのは知れた事…あのように衆人(みな)の前で恥かかされては男の一分(いちぶ)がたたず…
梅川わいと一緒に死んでくれるか・・・」
△「かんにんして下さんせ いとしい忠さまを罪人(とがにん)にしたのも みんなこの私ゆえ…命など
なんで惜しい事がありましょう 金が仇の世の中で 主(ぬし)さんだけがわてのもの 一緒
に死ねるなら本望 嬉しいわいなぁ…」
▲花は散っても 根元に還る
人は還れぬ 死出の旅
△恨みますまい この世のことは
みんな儚い 夢の夢
▲梅川・・・ △忠さま・・・
▲△急ぐ大和路 凍る空
(台詞)
△「死ぬる身に心残りはないけれど 忠さまの親父様に一目逢(お)うて お詫びがしたかった…
さだめしこの梅川を恨みに思うていられるにちがいない…」
▲「そなたの母御(ははご)とて同じこと 先立つ不孝はあの世とやらで詫びもしょう・・・さぁさ急げ
追っ手に見つかり引き離されては一大事 離れまいぞえ なぁ梅川」
▲吹雪く荒野(あれの)で よろけて倒れ
息を殺して 肌寄せる
△どうぞ許して 私の咎(とが)を
これが今生(こんじょう)の お別れか
▲梅川・・・ △忠さま・・・
▲△雪のみちゆき 鳥が啼く
▲→男
△→女