東京60WATTS 夕映えのシーン 歌詞
作詞:大川毅
作曲:杉浦琢雄
発売:2010-01-26 06:34:59
目を閉じると浮かんで目を開けると消えてしまうものってなんだ
まぶたの裏に残った記憶が鮮明に映り出してくるんだ
駅前のバスロータリーでずっと停止していた僕ら
ようやく進みだしたんだ それぞれの行く先を選んで
最後に君はなんて言っていたの
僕は怖くて耳を塞いでたんだ
雑踏の中消えていく背中を映画のワンシーンのように眺めてた
見えないはずのため息がはっきりと白く見えるようになった
心の内側まで見透かされてしまう そんな季節が来たんだ
いつもつながっていた右手は冷たくなってポケットの中
君の左手が揺れる 枯れた空を背景に映して
最後に君はなんで泣いていたの
僕はずっと下を向いていたんだ
足元に落ちたシミが広がって行くのをぼんやり見てた
君の唇が何度か離れたりくっついたりする
まぶたの裏のフィルムが回りすぎて焼き付いてきそうだ
最後に君はなんて言っていたの
僕は怖くて耳を塞いでたんだ
雑踏の中消えていく背中はまるで映画のワンシーンのように
あのとき君は泣いてたはずなのに
笑った顔が映り込んでくる
僕の中消えない記憶が目を閉じると浮かんでくるんだ