中谷満男 浪花刑事ブルース 歌詞
歌:中谷満男
作詞:秋元康
作曲:茂木康亘
発売:2023-03-24 09:29:26
「先週の金曜日の夜9時頃なんやけどな、
何か変わったことなかったか?
何でもええねん。思い出してや」
靴をすり減らし
今日も街を歩く
お天道様だけは
お見通しや すべて
藁の中に その針を探すように
ああ 聞き込みして
行(ゆ)き先もよう見えん道よ
ホシを追いかけて 追いかけて
地の果てまで 嗅ぎまわる犬や
逃がさへんで わっぱかけるまで
それが俺の仕事や
浪花刑事(なにわでか)ブルース
「黒いジャージを着た男?
いくつくらい?…。二十代?
どっちの方へ走ってった? あっち? ありがとう。
また、何か思い出したら教えてや」
雨が降る朝も 雪が降る夜も
自分の目と耳で その足取り囲む
生まれ育った 大阪のどぶねずみ
ああ 道頓堀
人の世の何を見て 鳴いた?
ホシを追いかけて 追いかけて
どこまででも 悲しみは続く
這いつくばり 泥に汚れても
それが俺の人生 浪花刑事ブルース
「もう、観念しいや。証拠はあがってんねん。
なめとんのか、こらっ!
おふくろさん、いくつや?」
ホシを追いかけて 追いかけて
地の果てまで 嗅ぎまわる犬や
逃がさへんで わっぱかけるまで
それが俺の仕事や
浪花刑事(なにわでか)ブルース
「中やん、飲みに行こうか?」
「やめとくわ。ちょっと、風に当たりたいねん」