歌:THE GROOVERS
作詞:藤井一彦
作曲:藤井一彦
発売:2013-10-18 22:55:46
俺は12月だけのクリスチャン お祈りとパーティが大好きさ
難しい話は抜きにして 部屋の明かりはつけたまま眠る
鉄の十字架は御守りさ いつもこいつに救われる
ある雨の夜 赤信号の下で 黒い服の男に肩を叩かれた
おまえにうってつけの 仕事があるのさ
今すぐついてきな 迷うことはない
俺は平和の国の三等兵になり 機関銃の撃ち方を覚えた
逃げ足には自信があるけれど 一人も殺さずに生き残れるだろうか
空港であの娘にキスをして 国旗を振られ海を越えた
密林で一服キメていた熱帯夜 あの男が俺にささやいた
おまえにうってつけの 仕事があるのさ
今すぐついてきな 迷うことはない
悪いようにはしないさ
俺はコミュニストの国でホームレス 何もしないことが仕事さ
御守りと毛布とスープ以外に 失くして困る物は何もない
シベリアの青い目の犬が 毛皮の女に連れられて行く
犬さえ寄りつかないこの俺に あの男が近寄ってきた
おまえにうってつけの 仕事があるのさ
今すぐついてきな 迷うことはない
俺は自由の国の死刑囚 御守りは看守に取り上げられ
暖房のイカれた監獄の中 食事の時間をただ待っている
震えの止まらない夜が明けると まだ生きている自分がいた
もし生まれ変わったらまたきっと あの男に会うだろう
おまえにうってつけの 仕事があるのさ
今すぐついてきな 迷うことはない
悪いようにはしないさ
俺の密かな夢は 遺言の青いインクの中
風下の風車小屋まで 片道だけの旅をする
実を結んだあかつきには 一発ファンファーレを頼むぜ
黒い服のあの男の あの声をかき消してくれ
悪いようにはしないさ............