歌:cinema staff
作詞:三島想平
作曲:cinema staff
発売:2016-05-19 07:47:00
最初の夜が静かに明けて何か不思議と笑えてきたんだ。
似た者同士でいるってことがふたりを繋ぐ理由の全てだった。
快晴の表参道。ギターを担いだ少年の想像と違う未来。
誰かの聞き飽きた言い訳と。
急ぎ足で横に並ぶきみを見ていた。
それだけで多分良かった。
最初の日からどれくらい経つっけ。
何か変わった?ときみが言う度、すれ違うことが増えてしまった。
きっと大丈夫だと思っていたのに。
抽象的な映画がやるせない日々を加速させたり、減速させたり。
ぼくらは少し疲れちゃったから。
ただそれだけなのに。それでいいのに。
最後の夜が間近に迫って、何が見えるの?ときみは言うんだ。
記憶の中に閉じ込めていた沢山の嘘で胸が痛いよ。
もしもぼくの夢の中にきみが出たら少し照れてしまうけれど、伝えたいよ。
感謝と「ごめんね」を。
最後の夜が終わったとしたら、何が変わるの?ときみは言うんだ。
せつない歌が流れてぼくは何も言えないままでいたんだよ。
最後の夜が終わったとしても、きっと明日もすぐに過ぎるだろう。