ホームランなみち 久遠の火群 -KUON NO HOMURA- 歌詞
歌:ホームランなみち
作詞:若王子セロリ
作曲:吉永真悟
発売:2023-02-01 15:04:06
その目に湛える 眼光の彩は
滾り眩む 眩い焔
誰かを憐れみ 己を咎めるに
幽かに揺らぐ機微にーー是非も無し
手繰り撚せる生の連鎖
夥しい屍の螺旋
其の頂に 佇み咲く姿
《百花繚乱》謳うに 些かの遜色は無い
吉凶を宿し 靱やかに
刹那を生きる百花は
艶やかに 紫を躱し
鋒を纏い 仮初めに黄昏る暇など無く
嗚呼…緋を裂く
錆びた刃で 唯、命攫うのみ
その眸に映るは 死域に藻掻く
幾百の焔 命の終焉
愛を乞うは迂闊 無情は生きる術
戦場冥利に尽きるはーー誤魔化し
鬼門へと踵を返し
三途の淵で心を叫ぶ
今宵の夜空は月光すら緋く
一滴の迷いは 歪な歪となる
悠久の瞬間を 強かに
切なく生きる繚乱は
天を這い 地を羽撃き
一縷に惑い 徒に 泡沫を往く其の途で
嗚呼…緋に燃える
終の一片 唯、風に乱舞う様に……
涙を殺し 華やかに
軈て散り逝く百花繚乱に
儚げな桜花を見る
櫓から視える 鮮やかな
一際瞬く焔に
嗚呼…希う
何処かで聴いた
嗚呼、あの詩の様に……
「キミよ、どうかご無事で………
そしてもう一度…愛たい…」