ナナヲアカリ 二度目の花火 歌詞

ナナヲアカリの「二度目の花火」歌詞ページ。「二度目の花火」は、作詞:二度目の花火、作曲:二度目の花火。

二度目の花火 歌詞

歌:ナナヲアカリ

作詞:澤田空海李

作曲:荻野目諒

発売:2023-02-01 20:19:56

花火がどこかで鳴っている。
電話越しで鳴る。
「そういえば今年はまだ一度も見てないな」
遠回しの誘い文句。気付くかな。
臆病な私の嘘に気付くかな。

天気予報は雨模様。
どうせ見ていないよな。
二人分には窮屈な折り畳みがいい。
唇は夏色。爪を青く塗れば、
夏の終わりが今、はじまる。

話しかけた瞬間に、遮って打ち上がる。
君は、それを目で追う。
途切れ途切れの言葉に相槌を打ちながら、
途切れない花火が煩くて。

予報通りの小雨。布の花が咲く。
私たちは今、どんな二人に見えますか。
汗の匂いが少しする。嫌じゃない。
幅を狭めて初めて肩に触れる。

次々と色が移る。
私には、君以外映らないのに。

笑う度に細くなるその目が好きだったよ、本当。
でも、今からこの距離感を壊すね。
夏の魔法なんかに頼っても、何も変わらないから。

八月、人混み。
合わない歩幅すら、
いつか思い出になる。
辺り一面を染める。
彩って、飲み込んだ、夜空だけ似合う花。
今年二度目の花火は音ばかり覚えていて、
汗ばむような夏の記憶。

この先、きっと後悔をする。
その度、今日の私が背中を押すのだろう。
恋をした。強い光のようでした。
それは、火薬の匂いがした。

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