美輪明宏 ふるさとの空の下に 歌詞
歌:美輪明宏
作詞:美輪明宏
作曲:美輪明宏
発売:2013-12-26 10:35:09
ふるさとの ふるさとの
駅に降り立ち ただひとり
迎える人も ないままに
静かな町を コツコツと
歩けば涙 あふれでる
幾年前か 忘れたが
あの原爆の 火の中を
逃げて走った 思い出が
今さらながらに よみがえる
平和なころには 家中(うちじゅう)で
遊んだ丘も ここあたり
みんなの名前 呼んでみよう
オーイ オーイ
傷ついて 傷ついて
別れ別れた 親や子が
眠ってるのか 安らかに
空を指さす 慰霊塔
拝めば胸も こみあげる
とうさんかあさん にいさんも
きっとここだろ 一緒だろ
皆さん僕は 来ましたよ
こんなに大きく なりました
からだにゃ傷も あるけれど
心に傷は ないはずだ
空を見上げて 胸を張ろう
オーイ オーイ
泣きながら 泣きながら
飢えてた幼い 僕たちの
あの焼け跡も もう今は
きれいな店が 並んでる
かわいい子供が 遊んでる
悪い生活(くらし)も してきたが
今では立派に 東京の
小さいながらも 工場で
元気に働く からだです
この長崎の 青い海
この長崎の 青い空が
いつも励まして くれたんだ
このふるさとの この大地
僕はしっかと 踏みしめて
強くこの世を 生きるんだ
オーイ オーイ