歌:加藤登紀子
作詞:加藤登紀子
作曲:加藤登紀子
発売:2012-12-22 08:16:18
五月の空は かがやいてる その空の下 僕は走ってる
未来へと 時は動いてる 何も考えず ここにいるだけで
海のむこうに消えたあの時 おやじの残した古い時計は
僕の腕で時を刻んでる 今もまだ生きてるように
二人分 三人分 僕は生きてる
だってみんな僕の胸の中に生きているから
大空を走れ 大空を泳げ
青い青いこいのぼり
夕暮れの空はなんて美しい 雲のむこうから声が聞こえる
おかえりなさい元気だったと あの日のままの母さんの声が
あなたは私の夢のすべてなの だからほかには何もいらないと
しあわせそうに言ったあなたの 花のような笑顔がみえる
二人分 三人分 僕は生きてる
だってみんな僕の胸の中に生きているから
大空に咲いて 大空にかがやけ
白い白いカーネーション
語り
「僕のお父さんはもうここにはいない。
お母さんももうここにはいない。
でもお父さんの時計は僕の腕で今も動いている。
お母さんは僕の胸の中で今も笑っている。
だから僕はもう振り向かない。
僕はもう泣くのをやめたんだ。
僕が泣けば、胸の中のお母さんも泣いてしまうから。
僕が立ちどまればお父さんがきっと悲しむから。」
二人分 三人分 僕は生きてる
だってみんな僕の胸の中に生きているから
大空を走れ 大空を泳げ
青い青いこいのぼり
大空に咲いて 大空にかがやけ
白い白いカーネーション
大空に咲いて 大空にかがやけ
どこまでもつづくあしたへ