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遊佐未森 月夜の浜辺 歌詞

歌:遊佐未森

作詞:中原中也

作曲:遊佐未森

発売:2010-07-28 07:41:28

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。

それを拾つて、役立てようと
僕は思つたわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを、袂に入れた。

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。

それを拾つて、役立てようと
僕は思つたわけでもないが
月に向つてそれは抛れず(ほふれず)
浪に向つてそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。

月夜の晩に、拾つたボタンは
指先に沁み、心に沁みた。

月夜の晩に、拾つたボタンは、
どうしてそれが、捨てられようか?

同名の曲が2曲収録されています。

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