陰陽座 蛇蠱(へびこみ) 歌詞
歌:陰陽座
作詞:瞬火
作曲:瞬火
発売:2014-09-24 23:23:08
海鳴りさえ 届かない 静寂(しじま)
波に踊る 泡と 私の慟き
漂い乍(なが)ら 蠱毒(こどく)を 宿す 菖蒲(あやめ)は
憑(つ)く 憑坐(よりまし)に 齎(もたら)す事を 選(すぐ)らぬ
想い丈を 抱き締めたの 恋い恨み 乍ら
赤む 頬が 訴うのは 煩(わずら)う 胸
此の 祷(いのり)は 身に過ぎたの 忌まわしい 置目(おきめ)
貴方の 背を 睨(にら)まえた 其の 業(わざ) 異(け)し
呼び名にさえ 音のない 蠱(むし)が
際に迫る 気振り 酬いの調べ
只 酔い乍(なが)ら 孤独を 厭(や)とし 危(あや)めた
尽くより 増しに 覚ゆる 心の 儘(まま)に
想い丈を 抱き締めたの 恋い恨み 乍(なが)ら
赤む 頬が 訴うのは 煩(わずら)う 胸
此の 祷は 身に過ぎたの 忌まわしい 置目
貴方の 手を 掴まえた 其の 業 異(け)し
漕ぎ戻して 告げたい 其の愛こそ
彼我(ひが)に 蠧毒(とどく)を 沃(い)る
愛しい男 憎んだ 私を 怨ず
其の骸(ぬくろ)を 抱き締めたの 只 悔やみ 乍(なが)ら
絡む程に 痛むのは 足掻(あが)きの 指
然(そ)うよ 敵(あだ)して 此の 宿主 呪わしい 朽女(くちめ)
骨身 深く 貫いて 波 静けし