横道坊主 Crazy Summer 歌詞
歌:横道坊主
作詞:今井秀明
作曲:今井秀明
発売:2009-10-08 17:51:42
その日は濃い朝霧立ちこめ 静かな夜明けを迎えた
1945年の8月の暑い朝
午前7時過ぎには その霧も晴れて
何度か繰り返される サイレンにも慣れていた
ボックスカーに乗せられたファットマン
テニアンの基地を飛び立ち
午前9時50分頃には 小倉の空飛んでいた
厚い雲に覆われ 街並が見えず
諦めた彼等は次の 街へと向かいはじめた
Crazy Summer 真夏の惨劇 燃える風が吹く
Crazy Summer 忍び寄る影を 知る人はいない
男は朝の食事も終わり 町の工場へと出かけた
吹き出る汗をぬぐいながら 市街地へと歩いてる
長い坂の途中で 子供たちとすれ違う
その日もいつもと同じ 何も変わらない街
コノ地上カラ戦争ノ恐怖ト罪悪トヲ抹殺シナケレバ人々ガ望ム真ノ
平和トハ永遠ニ見ル事ノナイ夢。今、爆心ノ丘ノ上ニ立チカツテ
ノ町並ミヲ思イ起コセバ人々ノ暮ラシガ息ヅキ肝胆ノ声が聞コエ
ル。戦イデ命ヲ落トシタ兵士達ハコノ戦争ノ結末ガコンナニモ悲惨
デ悪意ニ満チタモノダトハ誰モ、想像シエナカッタダロウ。一斉ニ
大地ガ火ヲ噴イテ燃エソシテー一斉ノウチニ消エタ。今、爆心ノ丘
ノ上ニ立チ。カツテノ町並ミヲ思イ起コシテイル。
3日前のヒロシマの事が 工場でうわさになってた
新型の爆弾が街を 一瞬 焼きつくしたと
その刹那空が 真っ白に光った
強烈な爆音の後に 風と火が駆け抜けた