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白鳥座 彼女は 歌詞

歌:白鳥座

作詞:たかひらゆたか

作曲:たかひらゆたか

発売:2011-06-02 10:06:01

金曜の夜七時 彼女は仕事を終えて
化粧室で静かに ルージュをひいた

受話器の向こう側の誰かの声が
まだ耳の奥で鳴っている様

生きて行くだけなら
何もここで無くてもいいと
鏡の中のもう一人が
そうつぶやくけれど
まだ今は帰れない事を
帰れない事を彼女は知っている

人待ち顔溢れる交差点あたり抜けて
地下鉄への階段急ぎ足で降りる

都会のわずらわしさ掻き消す様に
レールの軋む音が壁を這って来る

沈む様にもたれる
ドアの向こう彼女の顔は
人いきれに浮かぶ様に
ルージュだけが赤い
明日までの日付の定期に
もう終わってしまってもいいと弱くなる
疲れたなら帰ればいい事を
帰ればいい事を知ってはいるけれど
彼女は

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